みんなの症例報告への投稿
「みんなの症例報告(ショートver)」投稿フォーム
「みんなの症例報告(ショートver)」について
「みんなの症例報告」は、自身の臨床で上手くいったケースを気軽に報告する場です。
正しさの証明や専門家同士が争う場ではなく、当会員同士が、気軽に臨床経験を共有する事を目的として設けられています。
症例報告は、見た・聞いた症例の逸話や仲間同⼠で語られる症例の逸話、患者が語るものから学ぶ手法です。
- 未知の病態の共有
- なぜか良くなったケースの共有
- 診断的治療のヒント
- パターンリーズニングの構築
医学論文や医学雑誌では、シングルケースレポートは、取り扱われにくくなっていますが、未知の領域を探っていこう・学んでいこうという場合には、いつの時代でも必須の学習方法です。
なお、UPDRAFTオンラインでは、会員のみが投稿でき、会員のみがコメントできるようになっています。
非会員でも報告を見る事はできますが、コメントの閲覧および、投稿ができません。
あくまでも、会員同士の情報交換の場と理解してください。
症例報告のポイント
1.報告内容(最低限のルール)
1-1.自由記述
画像と、1000文字程度のテキストで、自由形式の報告です。
画像を用いる場合は、画像ファイルを添付し、本文の掲載箇所に、【画像1.(タイトル)】【画像2.(タイトル)】と記述して下さい。画像は、最大で4つ(ファイルサイズは1つあたり最大で1MB)まで掲載できます。
1-2.共通した3つのQ&A
以下の共通した3つの質問がありますので可能な範囲でお答え下さい。
- どのような患者に、どのような治療をしたらどうなった?
- 今回のケースで重要な学びと思っている事は何?
- 今回の報告で用いた判断は、他のどういった層の患者にも同様に適応できると思っている?
2.任意で追加
2-1.この報告を臨床応用してみたいと考えている人へのアドバイス
〇〇という症状の患者のうち、特にA動作では痛いけど、B動作では痛くないという反応を示す患者で、〇〇テストに陽性を示すと、効果を出せる可能性は高いと思います。
効果が出るか否かの判断としては、A動作の再現痛が半減していれば、治療に反応していると判断できると思います。
2-2.その他
上記以外で、記載したい事があれば、自由記入。
自由記述の際のアドバイス
- 経過
- 評価内容
- 治療(介入)内容
- 介入前後の画像(写真やイラスト)
上記項目を意識的に書くと、不必要な情報が多くなって、分かりにくくなる事を避ける事ができます。
後々、パターンリーズニングに役立つ情報
● 病期(経過)と具体的な症状について
- 症状の部位・現象
- 症状の特徴
- 現在までの経過(取り組みも含めて)
→ ただの痛みとしてとらえるのではなく、細分化した症状の実際の経過
● 患者層について
- 性別・年齢
- 既往歴、個人史
- 職業・趣味・ライフスタイル
→ 今回の推論と似た患者層
● 治療について
- 用いた治療方法
- 介入前後の状態・変化点
→ どう介入して、どう変化したのかに関する情報
「臨床お悩み相談室」との違い
臨床お悩み相談室は、臨床で上手くいっていないケースのヒントを仰ぐ場です。
症例報告は、自身が臨床で得た知見を他者と共有するもので、目的が明確に異なります。
投稿者の記載項目の違いについて、簡易的に説明しているので、合わせてご確認下さい。
記載項目の違い
- 相談したい事(100文字以内)※はじめに
- 現状(100文字以内)と目標(あるべき姿とのギャップ)
- 介入当初から現状までの経過に関する情報評価
- 介入前の患者の状況・問診内容(確認できている範囲で記載可能なもの、今回の質問に関係がありそうなもの)
これまで取り組んだ事(あるべき姿を目指して取り組んでみた事)
これまで取り組んだ事において、上手くいった事・上手くいっていない事
「相談したい事」について具体的な質問があれば箇条書きで分かりやすく記述(2重疑問は避けて下さい。)
目的の違い「相談に対して、閲覧者が回答」
相談に対する回答を投稿する人は、以下の優先順位を意識して、コメント欄から回答してもらいます。投稿者がヒントやアドバイスをもらう事が主目的です。
- 相談者の質問に対する答え
- 相談者が聞いている事以外のアドバイス
- 記述内容に関する確認の質問
お悩み相談の流れ
- フォーマットに沿った相談投稿
- コメントフォームから質問
- 投稿者は、質問に返答(2、3の繰り返し)
「みんなの症例報告」と「臨床お悩み相談室」を明確に分けてご利用下さい。