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「ホームページのトップページタイプについて」
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ホームページのトップページタイプについて

このコンテンツは、店舗サービス経営者の集客に特化したホームページを構築するための「戦略的ホームページ作成ヒアリングシート」の記入をサポートするためにスタンダード会員向けに用意されたものです。

ホームページのトップページのデザインには大きく分けて二つのパターンがあります。

  • ランディングページ型(LP型)
  • メニュー型

※ ここで言うデザインとは、「可愛い・スタイリッシュ」といった外見や、色味などのデザインではありません。

 

LP型であれば、特定の悩みや課題を持つユーザーに対して、一番選んで欲しい商品やサービスを申し込んでもらう事だけにコミットして作成します。

メニュー型であれば、特定の悩みや課題を持つ複数のグループに対して、それぞれ(もしくは共通の)一番選んで欲しい商品やサービスを申し込んでもらう事にコミットして作成します。

この二つの違いを説明した上で、最初はどのタイプを選ぶべきかを説明していきます。

 

LP型とメニュー型の違い

LP型は、最初から特定の悩み・課題を持っている人に向けた情報のみが掲載されています。

メニュー型では、自分自身の悩み・課題に該当するメニューを選択してもらい、その人が選択した事に対して、情報を提示することになります。

メニューを選択した先のマーケティングの視点には、LP型との大きな違いはありません。

 

LP型の接客とメニュー型の接客

実店舗で、LP型の接客をイメージすると、最初から「40代女性で腰痛で悩んでいる人」と決め打ちした状態で接客を行います。

「何に悩んでますか?」

という質問などを一切する事なく、「あなたの腰痛の悩みをココで解決できますよ!」というように声をかけます。

 

もし、来店した人が、そもそも腰痛に悩んでいなければ、「いえ、特に困っていないので大丈夫です。」と断られる事になります。

 

メニュー型では、「あなたのお悩みは何ですか?」と確認をとった上で、「あなたのお悩みが腰痛という事なので、良い解決方法を提案させて頂きます。」という流れで、接客をすすめていく事になります。

 

ホームページ上では、どうなるか?

例えば、腰痛治療をウリにしている整体であれば、トップページに訪れたユーザー(腰痛に関する悩みを抱えている方)に対して、魅力的な腰痛の解決手段がある事を伝え、その申し込みを決断してもらうという流れがLP型になります。

 

腰痛に治療に限らず、身体のあらゆる症状に対して、施術を提供している施設であれば、

  • 肩こり・肩痛でお困りの方はこちら
  • 腰痛でお困りの方はこちら
  • 膝痛でお困りの方はこちら

などのガイドを用意して、この中から「腰痛でお困りの方はこちら」をクリックした人に対して、その悩みについて魅力的な解決手段がある事を伝え、その申し込みを決断してもらうという流れになります。

以下のようなイメージです。

引用:https://g-hands.net/

ちなにみ、【特定の悩みに対して、特定の魅力的な解決手段を伝える】に該当するのが、「戦略的なホームページ作成のためのヒアリングシート」に回答した内容になっています。

つまり、LP型であれば、ヒアリングシートは1つだけ、メニュー型であれば、重複する箇所はあったとしても、メニューの数だけヒアリングシートが必要となります。

 

メニュー型は、実店舗を想定して考えるとベストな方法と思うかもしれませんが、メニューの数だけ、サービス提供者側が考えるべき事が増えるので、成果に繋げるホームページを作るのは大変な作業となります。

 

メニュー型を採用する際の注意点

メニューが多いと、どれを選べ良いか分からないとか、どこに何があるのか分かりにくいという問題が起きるので、ホームページ上では、ブレずにメインターゲットに向けた訴求を行うというのが基本となります。

メニュー型でよくある失敗パターンとしては、色々とメニューが豊富なために全てを伝えたいという想いから、何でもかんでも豊富に掲載してしまうパターンです。

まさに、パンフレットのようなホームページです。

 

ホームページを見る側からすると、選択肢が多すぎたり、どれを選べば良いかわからず、ホームページから離脱してしまいます。

 

整体の場合だと、ありとあらゆる症状を羅列してしまうパターンが典型的な失敗例です。

この方法では、本当のウリであるメインサービスが埋もれてしまうので、ホームページを作る事がマイナスになる可能性があります。

 

分厚いパンフレットを渡されても選べない

車の購入を検討していて、車屋に出向いた時に、いきなり全車種が掲載された分厚いパンフレットを渡されても選びようがないですよね。

これと同じ状態になっていないか、メニュー型のトップページを作る時には最新の注意が必要です。

 

腰痛で困っているのなら、きっと腰痛サービスについてのリンクボタンを押してくれるだろう。。。は、ホームページ制作側の怠慢です。

メニュー型は、腰痛に関する悩みを抱えている方に対して、「腰痛でお困りの方はこちら」をクリックしてもらうという工数が増える事になるのが、もっとも重要なデメリットです。

 

どっちが良いの?

ホームページをこれから作成する場合は、間違いなく「LP型」です。

まずは、特定のメインターゲットを決めて、そのメインターゲットに向けた「LP型」によるホームページを運営し、ある程度のマーケティングに関するノウハウを身につけた時点で、2つ目のメインターゲットを狙ったマーケティングを展開していきます。

その結果、メニューが増えてきた時に、ホームページから特に申し込みが発生しやすいメニュー(お悩み・課題)の露出を大きくした形での「メニュー型」に切り替えていく事をおすすめします。

先ほど、引用として掲載したジーハンズさんの、メニュー型のトップページ画像をもう一度確認してもらえれば、分かると思いますが、全ての症状を掲載していたり、網羅的にメニュー画面を作っているわけではありません。

 

  1. 特定のターゲットに向けた「LP型」で作り込み、成果を出す。
  2. 次のターゲットを明確にして、新たな「LP型」を作り込み、成果を出す。
  3. この繰り返しを行い、特定の成果が出たLPに誘導するように、トップページをメニュー型に切り替える。

トップページでは、それぞれのターゲットに向けたメニューをクリックしてもらえるようにデザインを修正していけば、「成果を出せるホームページ」を作る事ができるはずです。

 

【補足】すでに、パンフレットのようなホームページを運営している場合について

既存のホームページは、そのまま残しておいて、新規顧客に訴求する事だけにコミットしたLP型の専用ホームページを作成する事をおすすめします。

パンフレットのような既存ホームページから、「新規の方はこちら」と誘導する事もできますし、既存ホームページの縛りを受ける事なく柔軟に制作を進める事ができるため、リニューアルよりも制作効率が良いはずです。