自費・保険外領域 自費リハで知っておきたいポイント 1.周りよりも臨床ができる”だけ”では難しい 「いつかは自分の腕一本で独立したい」 技術を追求してきた療法士であれば、そう考えたことがある方も少なくないかもしれません。上司や先輩、同期らに相談すると反対の声が聞こえてくることも少なくないと思います。そして、家族の理解を得るのが難しいという意見も多く聞かれます。 なかなか簡単な世界ではありませんが、「絶対やりた... 比嘉俊文
運動器リハビリテーション 徒手療法を学ぶ前に大切な事 4.セラピーを大切にしてもらう働きかけ「遅刻の対処」 この記事では、理学療法士の治療介入をすすめていくうえで、気をつけておくべき事として、患者が治療の予約時間に遅れてきた場合や、セラピーが停滞してしまうような行いがあった時の対処法についてのアドバイスをさせて頂きます。 ここで解説する事の内容としては、理学療法士と患者の治療関係を考えるうえで、「理学療法士がどうあるべきか?... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 徒手療法を学ぶ前に大切な事 徒手療法 3.「治療への取り組み方や心構え」について、徒手療法を用いる若手療法士へのアドバイス 徒手療法を用いて治療にあたる際に、若手のセラピストが乗り越えないといけない壁があると思っています。 治療への取り組み方や、徒手療法を健全に用いていく為の心構えといった、技術以前の話になります。これを意識するだけで臨床に誠実に向き合え、結果的に技術の向上への近道になると、私自身は考えています。 効果判定を恐れない。 効... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 徒手療法を学ぶ前に大切な事 2.疼痛誘発検査で痛みを再現できた時の次にとるべき行動 これまで「コンパラブルサインを確認した後は、関連するその他の疼痛誘発動作を確認しましょう。」という事を伝えてきましたが、ここからは、誘発する事ができた刺激(検査)そのものをどう解釈していくかについて解説していきます。 つまり、疼痛誘発検査で痛みを再現できた時の次にとるべき行動をテーマに解説していきます。 患者が症状(... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 徒手療法を学ぶ前に大切な事 徒手療法 1.徒手療法によって症状が良くなるメカニズムについて。 若手療法士へのアドバイス 徒手療法による効果は確実にあると信じていますが、そのメカニズムが何なのかは、私自身、あまり良く分かっていません。 それは、決して、徒手療法に関する基礎的な勉強を怠っているからではないつもりです。 むしろ以前は、物凄く好きな学術領域で、ちゃんと答えを見つけ出したいという一心で、色々な学派が展開している治癒メカニズムに関す... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 診断学とエビデンス 7.検査閾値と治療閾値と、理学療法士による実用性に基づくアプローチ 臨床は突き詰めて考えると、診断(評価)と治療です。 その診断と治療の境界線である「検査閾値」と「治療閾値」についての解説記事です。 そして、診断という視点にたって、理学療法士が治療アプローチする意味を考えてみます。 (タイトルが意味不明ですが、気にせず読んで頂ければと思います。) なぜ検査をするのか? 患者の症状の原... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 診断学とエビデンス 6.感度の概念を理学療法士による腰痛治療場面に応用 前回記事では、診断学における感度と特異度の考え方を記事にさせて頂きました。 そこで解説したのは、感度は除外診断に、特異度は確定診断に役立つという事です。 いくつかの仮説の中で、主仮説を採用するために、他の副仮説を除外する必要がある場合に、感度の高い検査が役に立ちます。 感度80%の検査が3つ陰性であるなら、その仮説を却... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 診断学とエビデンス 5.感度・特異度の考え方 現在の診断学では尤度比(ゆうどひ)というものが主流で用いられていますが、以前から馴染みのある感度・特異度にも、その概念を臨床応用する利点は多くあります。 尤度比については、事前確率や事後確率、オッズ、推論様式に関する理解が必要となってしまい、また用い方を誤ると、かえって判断ミスに繋がる可能性もあるため、シンプルとされて... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 診断学とエビデンス 4.問題解決と意思決定 -前回記事の続編です。- 前回記事では、診断におけるエビデンスは重要だが、治療におけるエビデンスは(間違っているとは言わないが)あまりあてにするものではないという(かなり個人的な)見解を述べさせて頂きました。 ツイッター上で、反響があったのは嬉しかったのですが、少しびびってしまい、不適切な表現がないかと自身で読み返して... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 診断学とエビデンス エビデンス 3.エビデンスの重要性やその使用場面を考えてみる。 「実際に体験したわけではない事を鵜呑みにする。」 これは非常に危険な事ではないでしょうか? 「どこの誰か分からない人が、ネット上に投稿した記事を読んで、それを真に受ける」 と言うと、それが危険な(間違っている可能性が高い)事である事は誰でも理解できるものだと思います。 しかし、このような事と同様の状態が、「エビデンス」... 棚原孝志