重要視する要素
ここでは、メインターゲットがあなたのサービスや競合の中から、どこにお願いするか(どこを選ぶか)を選択する際に重要視する要素について考えていきます。
まずは、メインターゲットが、サービスを比較する際に重要と思われる要素を抽出して下さい。
ここで使う言葉は、できるだけシンプルな言葉で表現して下さい。思いつくだけ書き出して、優先度が高そうな順で並べるかグループ分けをします。
主な候補としては以下の通りです。
- 料金、コストの安さ
- サービスの質
- スタッフ・施術者の専門性
- 設備・機材
- 接客
- 立地条件
など
重要視する要素の掛け合わせでポジショニングマップ
抽出された重要視する要素は、掛け合わせにする事で、ポジショニングマップを作る事ができます。
例えば下のような2×2表のようなものです。
① | ② |
③ | ④ |
Y軸:料金の安さ
X軸:サービスの質
とした時に、
- ①と②は、料金の安さで有利
- ②と④は、サービスの質で有利
- ②は、料金の安さとサービスの質の両方で有利
となります。
つまり、上記のポジショニングマップにおいて、一番優れているのは②のポジションとなり、もっともとってはいけないポジションは③となります。
ベースは、メインターゲットの視点
例えば、車社会の環境においては、メインターゲットが重要視するのは、店舗前に必ず停められる専用駐車場があることかもしれません。
メインターゲットが、公共交通機関を絶対に利用する事のない属性であれば、尚更です。
しかし、誰かに送迎してもらう、タクシーで通う。もしくは、いくらでも路上駐車できるような地域や店舗前に駐車場があるのは当たり前となっている地域では、
専用駐車場は、あると助かるけど、重要なポイントではなくなります。
ここでのポイントは、「一般のお客様(お客様全員)にとって、良さそうな事」ではなく、メインターゲットが重要視する要素をについて考えるという事です。