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「基本的な執筆ガイドラインを作る」
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このコンテンツは、店舗サービス経営者の集客に特化したホームページを構築するための「戦略的ホームページ作成ヒアリングシート」の記入をサポートするためにスタンダード会員向けに用意されたものです。

サイト内の記事を書いていく上で、ある程度の執筆ガイドラインを作っておく事をおすすめします。

チームで1つのサイトを運営する時は特に重要ですが、一人で運営する場合でも、次の更新までに時間が空いたりすると、これまでとは雰囲気の違う一貫性のない記事を書いてしまう場合があるからです。

例えば、いつもは、「である調」なのに、いつの間にか、「ですます調」に切り替わっていたり、

患者さん向けに書いていく予定のブログ記事がいつの間にか、専門家向けの難しい記事を書いていたり、

 

簡単なルールで良い(ある程度の幅を持たせても良い)ので、以下の項目を決めておく事をおすすめします。

  1. 対象:誰が読むのか(複数ある場合はカテゴリーを分けるなどの対応)
  2. 目的:何のためのコンテンツなのか
  3. 表記ルール(単語、文体、)
  4. コンテンツの構成(見出しタグの構成、画像の枚数、テキストの量)
  5. キーワードについて(knowクエリ 、YMYL、トレンド性など)

 

1.対象と2.目的

「誰に何のために」をサイト全体としての大きな方向性を決めます。

例えば、整体のスタッフブログであれば、

「健康に関する知識を検索して調べる人たちに、当院の存在を知って欲しい」

「一度、来院してくれた方に日々のブログ記事を読んで、固定客になってもらいたい」

などです。

記事数が少ない時はそれほど問題はありませんが、記事の数が増えてくると、「誰が何のために何を届けようとしているのか?」が分かりにくくなります。

記事を書くネタがなくなって、

  • 急に子供時代の思い出話を書いたり
  • 家族と旅行に出かけた話を書いたり
  • 政治色の強い記事を書いたり

突拍子のない記事を書いてしまう事を未然に防ぐ事ができます。

サイト全体として、「誰に何のために」を決めておきましょう。

あまりにもかけ離れた複数の層にリーチしようと考えている場合は、カテゴリーを明確に分けて運営する必要があります。

最初の例で考えると以下のような分類となります。

「健康に関する知識を検索して調べる人たちに、当院の存在を知って欲しい」→カテゴリーA

もともと、当院の事を知らない人に向けた情報発信用のカテゴリーとなります。

 

「一度、来院してくれた方に日々のブログ記事を読んで、固定客になってもらいたい」→カテゴリーB

一度でも、当院に来院してくれた既存のお客様に向けた情報発信となります。

 

誰が見るのか(対象者)を一つの視点としてカテゴリーを構成すると運用しやすくなります。

 

3.表記ルール

表記ルールには、例えば、

  • 英語表記にするか、カタカナ表記にするか
  • 「だである調」か「ですます調」か
  • よく出る単語の表記

 

スポーツに関するブログを運営する場合、普段は「サッカー」と表記しているのに、「フットボール」と表記すると違和感があります。

あえて、表記を変える場合もありますが、基本的には同一の単語を使った方が良いです。(この例の場合は、それほど混乱を生みませんが、場合によっては読んでいる人が混乱してしまう可能性があります。)

 

SEO対策として、わざと複数のワードを使用する(例えば、「サッカー」「soccer」「フットボール」「football」など)ケースもあるかと思いますが、個人的には、SEO対策としての効果はないと考えています。

それよりも、一般的に使用される理解しやすいワードで統一した方が良いです。

 

4.コンテンツの構成

ある程度は、コンテンツの構成に一貫性を持たせておいた方が、記事を書く側も読む側も楽です。

例えば、スマホで記事を読む時は、見出しを飛ばし読みする傾向にありますが、この見出しにルールを設けていれば、見出しだけをササッと目を通して、気になる箇所だけをサクサク読む事もできます。

しかし、ある記事では、「見出しがなく、ひたすら文字のみの記事」で、別の記事では、「見出しが細かく設けられている記事」だと、読む側には負担となり、最後まで読み進めてもらいにくかったり、他の記事も合わせて読みにくいブログになってしまいます。

  • 見出しタグの構成
  • 画像の枚数
  • テキストの量

これらの事について、ある程度のルールを設けておく事をおすすめします。

 

【1.対象と2.目的】の項で説明した事と重なりますが、誰が読むか・何の目的で読むかを考慮すると、一概に文字数が多い方が良いとか、画像が多い方が良いというような短絡的な事は言えない事が分かるはずです。

例えば、辞書のようなコンテンツで、「日常生活の中で、分からない事が合った時に、サクッと全体像が理解できる」という、主目的があるのに、SEOでは長文が良いらしいという解説を鵜呑みにして、サクッと読めるような記事ではなかった場合、これは間違ったコンテンツ構成となっています。

逆に、「深い悩みを解説するためにじっくり吟味して、自分に最適な方法を判断して欲しい」という主目的があるにも関わらず、100文字程度のツイッターの投稿のようなコンテンツでは、閲覧者の行動に何の影響も与える事ができません。

サイト単位では難しい場合は、カテゴリー単位でも良いので、ある程度のコンテンツ構成を決めておくと、今後の運営・更新がスムーズにいきやすくなります。

 

 

5.キーワードについて

インターネットで行われる検索とキーワードの関係は、Googleの検索アルゴリズムによって、大きく変動するので、その時代にあった運用方法があります。

例えば、これまでであれば、話題性のあるテーマをいち早く記事にする事で、誰にでも検索上位できるチャンスがありましたが、

現在は、「コロナ対策などの健康関連の記事」をいくら書いても個人のブログが検索画面に表示される事はありません。

 

もし、【対象と目的】の項目で、「検索して調べる人たち」が含まれているのであれば、キーワードの扱い方についても考えておく必要があります。

詳細な説明は、今後の記事で行いますが、一般的に言われる「knowクエリで、YMYLに触れないキーワードの複合ワード」が検索上位に上げやすいキーワードとなります。

YMYLに関わるサービスを行っている場合は、YMYL領域から逃れる事はできませんが、それでもデリケートではないキーワードが良いです。

前述したように、「コロナ対策」は避けるべきですが、「カビ除菌」などは、検索にて表示される可能性が十分にあります。

 

ちなみに、そもそも検索で表示させる事ができないワードの対策は、SNSを活用したり、有料広告を出すなどの手法を用いる事になります。

ここでは、検索流入を狙ったWEBライティングなので、別の機会があれば説明致します。

 

まとめ:基本的な執筆ガイドラインを作る

上記の執筆ガイドラインは、あくまでも簡易的なルールです。必要があれば、あとあと修正しても問題はありません。

他にも、自分で気づく事があれば、ルールを増やしてください。

毎回、ルールを設けずに自由に記述するスタイルよりも、ある程度、しばりを設けた方が記事の執筆も進めやすいと思います。

 

おまけ

あくまでも一例ですが、以下のようなルールを設ける事で、記事作成がブレにくくなります。

 

【整体・治療院のブログコンテンツの例】

対象・目的 当院の事をまだ知らない患者さん層に、当院の存在を知り、ここなら解決してもらえそうと思ってもらう。
表記ルール 丁寧な口調で、専門用語はできるだけ避けて、対象者が日常的に使う言葉を使う。説明は図を用いて分かりやすく。です・ます調にする。
コンテンツの構成 アイキャッチ画像は明るい雰囲気、大見出し3〜4つ程度で、1つの見出しに中見出しを2つ程。一項目は100文字前後。
キーワードについて 対象者が日常的に使いそうな症状に関する説明やキーワードを重要視する。