
WordPressをインストールしたら、ブログ記事などを書き始める前の初期設定として、やっておくべき事があります。
本格的に運営が始まってから変更しようとすると、余計な手間がかかったり、システム上の不具合が出る可能性などがあるからです。
前回の記事で説明した、SSL化に関する設定もその一つです。今回の記事では、その他にもやっておくべき初期設定を一つづつ説明していきます。
WordPress側で、SSL化した後のURL設定ができていないという方は、まずは、前回記事の「SSL化が完了している場合の手続き」から初めて下さい。
WordPressの初期設定
WordPressの初期設定では、一度設定したらその後は変更しない方が良いものと、いつでも変更可能なものがあります。
ブログタイトルなどが、いつでも変更できるものになります。これらは次の記事で解説していきます。
まずは、「一度設定したら、もう変更しない方が良いもの」の設定から進めていきましょう。
- パーマリンク設定
- あなたのプロフィール
- ディスカッション(コメント設定)
1. 設定 > パーマリンク設定
パーマリンクとは、記事一つ一つのURLです。
この記事が以下のURLとなりますが、
https://updraft.link/c_marketing/3127
赤太字部分の箇所です。
このURLの形式をいくつかの種類から選択できるのですが、初期設定のままURLでは、今後運営していく中でデメリットがあるで変更します。
パーマリンク設定の手順
「 設定 > パーマリンク設定 」と進めます。
先ほど紹介したURLは、上記画像のようにパーマリンク設定をした結果、自動で生成されたURLです。
推奨されるのは、
- 投稿名
- カスタム構造(/%post_id%/)
です。
投稿名は、記事を更新するたびに任意で、記事の文字列を決める手間がありますが、好きに設定できるという特徴があります。任意で決めなければ、記事タイトルが自動で設定されます。
例えば、以下のようなURLです。
https://updraft.link/3-ワードプレス初期設定
カスタム構造(/%post_id%/)は、自動で各記事に割り振られるID番号となります。(好きに変更はできません。)
シンプルなのは後者の方で、当サイトでも採用している設定ですが、デメリットはURLを見ただけでは、どの記事かが分からないという点です。
ただし、WordPressをカスタマイズする際は、記事IDの方が管理がしやすいため、今後の発展も考慮すると、こちらの設定が最も良い設定と考えています。
【重要】パーマリンク設定の注意点
注意点としては、他のWordPressを解説する記事で、URLの最後に「 .html 」をつけるような設定を推奨するものがあったりしますが、これは絶対にやめた方が良いです。
「 .html 」をつけるメリットは、現在はゼロですし、今後、WordPressを管理・カスタマイズしていこうとする際に、非常にやりにくくなります。余計な文字を付け加える事はさけましょう。
同様の考えで、
- 日付と投稿名
- 月と投稿名
なども管理・カスタマイズがやりにくくなるので非推奨です。
2.ユーザー > あなたのプロフィール
こちらは、人によって重要度が変わります。
WordPressの特徴として、インストールする際に設定したユーザー名が、WordPressのブログ上にも表示されたりします。
例えば、記事を投稿した時の「記事を書いたのはこの人」などの欄に、そのユーザー名が表示されます。
コメントを入れた時(コメントへの返信なども含め)などの表示も同様です。
そのままの表示で問題がなければ、変更の必要はないですが、ユーザー名を表示したくない場合は、
「 ユーザー > あなたのプロフィール 」から、変更していきます。
プロフィールのページを開いたら個人設定の「 ニックネーム (必須) 」の項目に、表示したい文字列を入力します。
日本語でも英数字でも可能です。
入力後に、ブログ上の表示名という項目を先ほど入力した文字列を選択して下さい。
ページ下方に「プロフィールを確認」という青いボタンがあるので、クリックして保存して下さい。
これでサイト上の表記が、ニックネームに切り替わりました。
3.設定 > ディスカッション
投稿した記事にコメントを許可するかを設定できます。
ブログを投稿した時に、ユーザー(閲覧者)がコメント投稿が可能か否かをここで設定します。
コメント投稿があれば、返信する必要があったり、嬉しいコメントが入る事もあれば、批判コメントが入る可能性もあります。
どちらが良いかは、どのように運営していきたいかで判断して下さい。
デフォルトの投稿設定で、「 新しい投稿へのコメントを許可 」にチェックを入れるとコメントが可能となります。