対象者があなたのサービスを利用した結果
サービスを利用することで、どのように「悩みや課題(A-2)」は変化しますか?
表面的なメリットはもちろんですが、その結果によって、周囲の人たちに起こる反応も含めた副次的に生まれる結果(メリット)についても考えてみる必要があります。
ここで出てきた「サービスを利用した結果」が、あなたのサービスを受ける「メリット」となります。
既存客のなかで、サービスに対してとても喜んでくれた顧客を数人思い出して下さい。
表面的な結果は気付きやすいですが、コミュニケーションをとっているうちに、最初は打ち明けていなかった意外な悩みが改善された事まで伝えられた事がきっとあるはずです。
実際に利用した結果を喜びの言葉としてもらった事を思い出せる場合は、自分の中で変換せずにそのまま記入して下さい。
メリットを絞り出すヒント:「その結果どうなるか?」を繰り返す
あなたのサービス(商品)が、子供の思春期ニキビを改善するために作られた特殊な洗顔フォームだとします。
ここから、「その結果どうなるか?」という質問を繰り返し、見えなかったメリットを探してみます。
子供の思春期ニキビを改善するために作られた特殊な洗顔フォームを使用した時点から、「その結果どうなった?」という質問を繰り返します。
ここでは、「その結果どうなるか?」を5回繰り返す事によって、洗顔フォームを使う事によって、母親(代理人)が潜在的に抱えていた子育ての悩みにまで良い影響を及ぼす事が分かります。
「ニキビが消える」がこの商品のメリットではありますが、潜在的に隠れていた悩みが改善するというのもメリットです。
本人の「ニキビ」という課題と、母親の「思春期の子供の子育て」に関する悩みに訴求することができます。
自社サービスの利点を説明する際に、ここまでを説明できるようになる必要があります。
隠れたメリットを探す注意点
隠れたメリットがあまりにも飛躍しすぎるのは良くないので、空想で「その結果、どうなるか?」を連鎖させるのは十分に気をつけて下さい。
あなたのサービスの対象者(A-1)を思い出しながら、「その結果、どうなるか?」を数回繰り返して、実態に基づく これまで見えなかったメリット がないかを探してみて下さい。
もし、あなたのサービスの対象者に直接聞く事ができる場合は、
表面的な改善が出てきた結果、その他にあった良い変化や、周囲の人から何て言われるようになったか、などを聞き出せれば、隠れたメリットを探しやすくなります。