運動器リハビリテーション 整形外来リハにおける腰痛の原因特定と治療法 5.椎体圧迫骨折 高齢者に多い「椎体圧迫折」について解説していきます。 1.椎体圧迫骨折の概要 高齢者で腰が曲がっているヒトは多いですが、そのほとんどは椎体圧迫骨折を呈しています。 しかしながら、話を聞いてみると、動けなくなるほどの腰痛を経験したことはないケースも多く、圧迫骨折があるからといって必ずしも痛いとは限りません。 臨床的には、... 中尾浩之
運動器リハビリテーション 整形外来リハにおける腰痛の原因特定と治療法 骨盤 4.仙腸関節障害 腰痛の原因としても多い「仙腸関節障害」について解説していきます。 1.仙腸関節障害の概要 リハビリの病名で「仙腸関節障害」と書かれていることはほとんどないですが、患者の訴える腰殿部痛が仙腸関節であるケースは意外と多いです。 病名にならない理由としては、単純X線撮影やMRI撮影でも異常が見つからないため、異常所見として診... 中尾浩之
運動器リハビリテーション 整形外来リハにおける腰痛の原因特定と治療法 3.腰椎椎間関節障害 腰痛の原因としても多い「腰椎椎間関節障害」について解説していきます。 1.腰椎椎間関節障害の概要 リハビリの病名で「腰椎椎間関節障害」と書かれていることはほとんどないですが、患者の訴える腰痛が椎間関節であるケースは非常に多いです。 病名にならない理由としては、単純X線撮影やMRI撮影でも異常が見つからないため、異常所見... 中尾浩之
運動器リハビリテーション 整形外来リハにおける腰痛の原因特定と治療法 2.腰椎椎間板ヘルニア 腰椎椎間板ヘルニアについて解説していきます。 1.腰椎椎間板症ヘルニアの概要 リハビリの病名で「腰椎椎間板ヘルニア」と書かれていることは多いですが、患者の訴える腰痛が本当にヘルニアによるものなのかはセラピストも鑑別する必要があります。 結論から書かせてもらうと、ほとんどの腰椎椎間板ヘルニアは腰痛とは関係なく、そもそも腰... 中尾浩之
運動器リハビリテーション 整形外来リハにおける腰痛の原因特定と治療法 1.腰椎椎間板症 腰痛の原因としても多い「腰椎椎間板症」について解説していきます。 1.腰椎椎間板症の概要 リハビリの病名で「椎間板症」と書かれていることは多いですが、患者の訴える腰痛が本当に椎間板性なのかはセラピストも鑑別する必要があります。 臨床的には、以下の項目に該当する場合は、椎間板性腰痛の可能性が高いです。 MRIで椎間板変性... 中尾浩之
運動器リハビリテーション 徒手療法を学ぶ前に大切な事 4.セラピーを大切にしてもらう働きかけ「遅刻の対処」 この記事では、理学療法士の治療介入をすすめていくうえで、気をつけておくべき事として、患者が治療の予約時間に遅れてきた場合や、セラピーが停滞してしまうような行いがあった時の対処法についてのアドバイスをさせて頂きます。 ここで解説する事の内容としては、理学療法士と患者の治療関係を考えるうえで、「理学療法士がどうあるべきか?... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 徒手療法を学ぶ前に大切な事 徒手療法 3.「治療への取り組み方や心構え」について、徒手療法を用いる若手療法士へのアドバイス 徒手療法を用いて治療にあたる際に、若手のセラピストが乗り越えないといけない壁があると思っています。 治療への取り組み方や、徒手療法を健全に用いていく為の心構えといった、技術以前の話になります。これを意識するだけで臨床に誠実に向き合え、結果的に技術の向上への近道になると、私自身は考えています。 効果判定を恐れない。 効... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 徒手療法を学ぶ前に大切な事 2.疼痛誘発検査で痛みを再現できた時の次にとるべき行動 これまで「コンパラブルサインを確認した後は、関連するその他の疼痛誘発動作を確認しましょう。」という事を伝えてきましたが、ここからは、誘発する事ができた刺激(検査)そのものをどう解釈していくかについて解説していきます。 つまり、疼痛誘発検査で痛みを再現できた時の次にとるべき行動をテーマに解説していきます。 患者が症状(... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 徒手療法を学ぶ前に大切な事 徒手療法 1.徒手療法によって症状が良くなるメカニズムについて。 若手療法士へのアドバイス 徒手療法による効果は確実にあると信じていますが、そのメカニズムが何なのかは、私自身、あまり良く分かっていません。 それは、決して、徒手療法に関する基礎的な勉強を怠っているからではないつもりです。 むしろ以前は、物凄く好きな学術領域で、ちゃんと答えを見つけ出したいという一心で、色々な学派が展開している治癒メカニズムに関す... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 診断学とエビデンス 7.検査閾値と治療閾値と、理学療法士による実用性に基づくアプローチ 臨床は突き詰めて考えると、診断(評価)と治療です。 その診断と治療の境界線である「検査閾値」と「治療閾値」についての解説記事です。 そして、診断という視点にたって、理学療法士が治療アプローチする意味を考えてみます。 (タイトルが意味不明ですが、気にせず読んで頂ければと思います。) なぜ検査をするのか? 患者の症状の原... 棚原孝志