運動器リハビリテーション 治療手技総論 徒手療法 3.グレードを変更しながら、その治療手技を評価する手順 今回の記事では、前回記事で解説した4段階のグレード表記を用いて、グレードを変更しながら、その治療手技を評価する事について解説していきます。 前回記事の内容を理解できている事を前提に解説を行っていますが、それぞれのグレードについてイメージがつきにくい方については、「グレード1→4になるに従って強度が増し、グレード3と4は... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 治療手技総論 徒手療法 2.治療手技の強さの程度、グレードについての解説 治療手技を学ぶ際、初学者がぶつかりやすい壁の1つに「グレード」というものがあります。 この「グレード」は、行っている手技の強度を表す指標のことで、多くの手技体系でもこの表現が使用されています。 どの程度の強さで実施しているのかを簡潔に表現するための「単位」のようなものだと思って下さい。 臨床現場で、何らかのテクニック(... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 治療手技総論 徒手療法評価 1.用いた治療手技そのものを評価するということ 私たち、痛みに関わる理学療法士・セラピストが行なっている評価といえば、患者を評価する事だと思われがちです。 しかし、「用いている治療方法・治療手技そのもの」を評価をすることは、患者を評価する事と同じように重要な事です。 治療法を評価する事は、やや見逃されがちですが、痛み治療の臨床では、特に重要な事になってくるので、この... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 初回の問診とコミュニケーション 【付録】痛み症状を訴える患者に対する問診 重要4項目 本記事は、クリニカルリーズニングについて書いた特集シリーズ「初回の問診とコミュニケーション」の追加記事となっています。 この記事では、徒手療法を用いる際の、初回の問診時で聞くべき項目を4つ挙げ、解説していきます。 徒手療法を適用する上で、重要な3つのポイント 徒手療法を適用する上で、療法士が事前に知っておくべき重要な3... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 初回の問診とコミュニケーション 6.問診に関する記事のここまでのまとめ 本特集シリーズでは、初回の問診場面で聞くべき事や、どのように聞くべきか(聞き方)などを解説してきました。 全ては、痛み治療現場でのクリニカルリーズニングを意識したものです。 今回の記事では、この特集シリーズ「初回の問診とコミュニケーション」で解説してきた内容を、整理したいと思います。 まずは、症状について話し合うとい... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 初回の問診とコミュニケーション 5.問診 オープン&クローズドクエスチョンの具体的な例 前回の記事では、クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンについて解説しました。 そして、「セラピストが成長するために」という事を考慮すると、クローズドクエスチョンを意識的に行う必要性を付け加えました。 ここでは、前回の記事で触れた事について、もう少し具体的に説明したいと思います。 ... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 初回の問診とコミュニケーション 4.問診の際の質問の仕方、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン 質問の仕方は、「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」に分ける事ができます。 この2種類は、どのような返答が想定されるかによって分類されたものです。 オープンクエスチョンとは、返答者が自由に答えられるような質問の仕方で、クローズドクエスチョンは返答者がイエスかノーで返答したり、ある制限の中で答えなければなら... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 初回の問診とコミュニケーション 3.問診時に話し合うテーマを事前に決める、アジェンダの設定 問診を行っていると、患者は、理学療法士が聞きたい事とは違う内容について話し出す事があります。 こういった事があまりにも多いと、問診はなかなか前へは進みません。 本記事では、その対応策として、問診を進めていく前に行うべき患者とのやりとり「アジェンダの設定」について解説していきます。 ... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 初回の問診とコミュニケーション 2.問診時に100%しっかり聞いておくべき事 痛みを訴える患者の治療を進めていくうえで、絶対に必要となってくる情報があります。 ここでは、医学的情報というよりも、患者に聞かないとわからない、患者本人のみが知る情報を聞き出す事を意味する内容になっています。 なお、本特集シリーズでは、主に初回の問診場面を想定して解説しています。 ... 棚原孝志
運動器リハビリテーション 初回の問診とコミュニケーション 1.問診で具体的に聴く技術「省略」について 本特集シリーズ「初回の問診とコミュニケーション」では、問診に関する事を解説していきます。 運動器疾患や疼痛を訴える患者の治療では、主訴を相手にする為、患者の訴えをどれだけ丁寧に聴く事ができるかによって、その後のクリニカルリーズニングの質が大きく変わります。 今回の記事では、問診時に起こる問題の1つである「省略」という事... 棚原孝志