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「2.膝蓋大腿関節症(膝蓋下脂肪体)」
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2.膝蓋大腿関節症(膝蓋下脂肪体)

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膝痛の原因としても多い「膝蓋大腿関節症」について解説していきます。

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1.膝蓋大腿関節症の概要

リハビリの病名で「膝蓋大腿関節症」と書かれていることは基本的にありませんが、患者の訴える膝痛が膝蓋大腿関節に起因しているケースは多いです。

膝蓋大腿関節を変性させる原因としては、膝関節の伸展モーメント増大が挙げられますが、具体的には、①膝関節屈曲位荷重、②骨盤後傾位、③下部体幹後方位などがあります。

上のレントゲン写真(スカイライン像)を見てみると、膝蓋骨の前面に不整がみられ、力学的なストレスが加わっていることが示唆されます。

膝蓋骨の前上方には大腿直筋が付着していることから、大腿直筋の牽引力(緊張の増大)が影響していると考えられ、そのストレスをどのように逃がすかが課題となります。

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2.膝蓋下脂肪体の痛み

膝蓋大腿関節症が膝痛に関与していると書きましたが、実際に疼痛を拾っている組織は関節ではなく、その内下方に広く分布している膝蓋下脂肪体になります。

膝蓋下脂肪体は膝伸展位では下方に貯留していますが、膝を曲げると膝蓋骨の裏に流れ込むように動きます。

その際に、膝蓋大腿関節が変性して狭小化しているケースでは、膝蓋下脂肪体への摩擦力が増加することになり、炎症や拘縮を起こします。

膝蓋大腿関節に起因する疼痛の特徴として、立ち上がり動作や階段の降りでは大腿四頭筋が収縮することで関節内圧が高まるため、単純な膝関節の屈伸運動よりも痛みを誘発しやすいです。

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    3.膝蓋大腿関節症の治療法

    膝蓋大腿関節症の治療で重要なのは、膝蓋下脂肪体のダイレクトマッサージと膝蓋骨のモビライゼーションになります。

    膝蓋下脂肪体が柔らかくなると膝蓋大腿関節のスペースが狭くなっていても、摩擦が少なく潜り込んでいけるので、膝痛を軽減することにつながります。

    膝蓋骨のモビリティが低下している場合は、膝蓋下脂肪体の一部に負担が集中することになるので、あらゆる方向への制限に対してモビライゼーションを加えていきます。

    同様に膝関節のねじれ(回旋)や内外反、伸展制限も脂肪体へのストレスを増加させる原因になるので、可能な限りにアライメントを調整していきます。

    基本的に膝関節のマルアライメントは周囲の関節(股関節や足関節)から起こるため、必要に応じて膝周囲の関節にもアプローチしていくことが大切です。

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